バブル経済全盛期

将来のどんな方向を見据えての決断だったのかを答えられないような転職は、成功とはいえない。特にプレシニア以降は、職の確保が非常に難しいという現実がある。生涯の生活を支える経済基盤の確立という点からいっても、重要なのは、職歴に空白の期間を作らないこと。“無業状態で求職活動中”という看板を掲げてはいけない。計画的転職を果たすためには、いくつか自分自身の考え方を確認しなければならない。まず、自分が本当にやりたいことは何なのか、現状になぜ不満を感じるのか、この2点をまずはっきりさせよう。現在の仕事(職場)を決めるに当たっては、強い志望理由があってのことだったのか、企業風土をある程度理解した上での選択だったのか、なども考えてみよう。その上で、転職によって生じるメリット.デメリットを整理してみる。転職について、はっきりとした動機や目的が見出せない場合は、むしろ現職にとどまる方向を探ったほうがいい。バブル経済全盛期のような異常な時期に就職した世代は、適性よりも条件で職場を選んでしまったという傾向があり、いまそのツケに苦しんでいるケースも多い。